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主としてRC造の共同住宅の乾式2重床の床衝撃音レベル低減に関する研究です。これも定年3年前に産学共同研究会として音・熱環境研究会を発足させ、その中の床衝撃音研究会では主に首都圏のデベロッパー、設計事務所、ゼネコンの音響技術者を対象に小冊子建築音響の基礎シリーズの編集を行って毎月発刊しておりまして、この3月にNo.98,99,100号の合併の100号記念号を発刊しました。サブタイトルは“実務者のための建築音響設計法”です。
国の住建物の性能表示制度は、平成28年4月1日施行で表示事項は①構造の安全、②火災時の安全、③劣化の軽減‥⑧音環境に関する分野など10分野となりました。このうち、4分野9項目が必須となりましたが、⑧音環境に関する分野は自由に選択できることになっています。音環境に関する性能表示は、特に共同住宅では購入者が重要視する床衝撃音遮断性能があります。必須ではないのですがデベロッパーの設計目標、ブランド等の維持などで仕様書に書き込まれて性能を保持されているのが現状であります。この観点から私どもの活動は大手デベロッパー、設計事務所、ゼネコンへの小冊子の配布、ならびにインピーダンス法によるスラブ設計手法ソフトの公開をしているなど広く支持されています。活動のほか床衝撃音レベル低減に関する製品開発とか、小冊子、RCスラブ素面厚さの設計法、乾式2重床に関するQ&Aなどの解説本の発刊については、随時プレス発表をして全国紙の建設系新聞ほかに掲載されます。
ご関心があります方は、CARNA事業部か山下研究室にご連絡ください。
よろしくお願い致します。
(一社)住環協(山下研究室内)
〒380-0928 長野市若里3-4-5
理事長 信州大学名誉教授 山下恭弘
Email yamalab@angel.ocn.ne.jp