甲信鋼業株式会社

カルナ性能検証

2008年に信州大学工学部建築学科を定年退官しまして、工学部キャンパス西隣の白い古い鉄骨3階建ての3階に山下研究室を設けました。10年になります。
2013年に主として住建物の室内環境と省エネルギーについて実測に基づく性能表示認証する第3者機関として一般社団法人住建物の音熱環境性能表示推進協会、略称（一社）住環協での外断熱住建物の実績について紹介します。

①カルナ性能検証

甲信鋼業(株)のHPのカルナ性能検証を公開しています介護ホームについて、現状をお伝えします。
竣工は2006年です。全国から介護施設経営者、建築会社ほか多数の関連業の方が視察に来て感心し、驚いて帰るのですが何故か普及していません。 この種の施設は、建設コストに占める国からの補助金の割合が大きく占めることが多い、つまり補助金を当てにして建設しますので、先ず初期投資の資金不足で行き詰り、実現しないとみています。調査した例では当時の通常の建物仕様のランニングコスト年間3６0万円に対して、8万円と実に1/45になる結果が明らかになっています。 今年はアメリカのトランプ大統領誕生により地球温暖化問題に混乱の気配が見えますが、2020年以降の温暖化対策の国際枠組みCOP21「パリ協定」は日本にとって大変厳しい公約であります。
（一社）住環協では戸建て住宅の省エネ・快適性に関する性能表示認証が動いております。私は同様に大型建物、特に介護施設、個人病院規模の建物の評価方法の検討を開始していますので、随時ご紹介していきます。

ご関心があります方は、CARNA事業部にご連絡ください。
よろしくお願い致します。

甲信鋼業株式会社
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